フリーランスとして活躍する人にとって、もっとも腹立たしいトラブルが、踏み倒し。つまり、報酬の未払いです。世の中にはフリーランスの足元をみる悪質なクライアントが存在し、平気で踏み倒そうとします。時間もコストもかけて仕事を完遂したにも関わらず報酬を踏み倒されては、たまったものではありません。そんな踏み倒しトラブルから身を守るためにも、業務委託や請負に関する契約知識をしっかりと身に着けておく必要があるのです。
業務委託契約も締結して予定通り仕事を終わらせて不備もないのに、報酬が支払われないという未払いトラブルは、残念ながらよくあるトラブルです。契約書の中身がしっかりとしていればその契約書にそって戦うことができますが、その契約自体に落とし穴があることもあります。契約書を締結する際は、どういう条件で仕事をうけるのか、相手の義務と自分の義務はどう記載されているのかをきちんと読みとれるだけの知識を身につけましょう。
フリーランスは法的知識がとぼしいまま理不尽な契約を締結してしまうことによってトラブルに巻き込まれることがあります。しかし、本来、契約書とは締結する双方が、後のトラブルを避けるために結ぶものでもあるのです。特に、フリーランスによくある踏み倒しのトラブルは、事前にしっかりと契約を結んでおくことによって防ぐことができます。時間とコストをかけた仕事の報酬が支払われないというトラブルはフリーランスを窮地に追い込みます。そのようなことにならないためにも、正しい法律知識を身につけることが大切なのです。
